2007年05月15日

米小売り販売減少、百貨店も苦戦。

2007/05/11, 日本経済新聞 

 米主要小売り各社の四月の既存店売上高が四年一カ月ぶりに前年同月比マイナスに転じた。衣料品専門店やディスカウントストアに加え、伸びを続けてきた百貨店も減少。ガソリン価格の高騰や住宅減速の影響が広がってきた。(1面参照)
 全体の売上高は昨年来堅調に推移し、三月には五・九%増と高い伸びを記録した。業態別でも衣料品専門店がマイナスに転じることはあったが、百貨店などが補ってきた。四月は衣料品、百貨店、ディスカウントストアの主要三業態がそろってマイナスとなった。
 不振が目立ったのが衣料品。四月の全米の気温は過去十年間で最も低かったうえ降雪も多く、春物衣料の売り上げが落ち込んだ。衣料品専門店は一〇・一%減と二〇〇二年四月以来の大幅な減少となった。カジュアル衣料品最大手のギャップ、若者の支持を集めるアバークロンビー・アンド・フィッチなどが軒並み苦戦した。
 ガソリン高の影響を受けやすいディスカウントストアも衣料品や住宅関連の売り上げが落ち込んだ。最大手のウォルマート・ストアーズは事前予想(〇―二%減)を大幅に下回った。ガソリン高や高金利型住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付き問題の影響で、主要顧客の低所得者層が財布のひもを締めたとみられる。
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